不動産投資でもっとも重要視される項目が利回りです。
「利回り(%) = 年間家賃収入÷物件価格×100」
例えば、価格が2,000万円のアパートを購入して家賃収入が年額200万円であれば利回り10%ということになります。
上記は表面利回り(グロス)ともいわれ、不動産広告で利回りといえば、ほとんどの場合がこれにあたります。
これとは別に実質利回り(ネット)といった表記がある場合があります。
「実質利回り(%)=(年間家賃収入−年間管理コスト)÷物件価格×100」
年間管理コストとは不動産管理会社への管理料、固定資産税・都市計画税、火災保険料、修繕費等のことです。
これらを差し引いた年間粗利を、物件価格で割った数値です。
表面利回りよりも、より現実的な利回りといえるでしょう。
家賃収入の詳細はレントロール(各部屋の賃料表)を確認するとよいでしょう。部屋ごとに家賃が高かったり安かったりすることがありますが、入居の時期によって家賃相場は変動しますので(長期間住んでいる方や、1〜3月の繁忙期に契約した方は高めの家賃が多い)安い家賃の方で見ておいた方が堅い目安となります。